シミのある着物をどうやって処分するか迷っているなら、ただ捨ててしまうよりも買い取ってもらう事がオススメです。
買取をお願いしたところで対象になるのか分からない、心配といった場合もあるでしょうけれど、シミありの着物でも値段の付くケースはあります。
しかし全部が全部買取対象になるというわけでもないので、実際にどういった着物であればシミありでも値段がつくのかを見ていきましょう。
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シミありの着物でも本当に買い取ってもらえる？
前提としてシミの程度、シミ以外の状態もチェックされる事を忘れてはいけませんが、実際にシミあり着物でも買い取ってもらえる事は珍しくありません。
買い取った後でシミ取りをして元の綺麗な状態に戻せるのであれば、店舗側としても買い取りを断る理由はなくなります。
またシミが根深くそのまま着物として使用できなければ、和装小物へのリメイクとして生地を再利用する事もできるため、意外なほど買い取り例は多いです。
断られても諦めない
シミありの着物でも買い取ってもらえるのは間違いありませんが、全てのお店が買い取ってくれるわけではないので注意が必要です。
買った後でのシミ取り技術のないお店や、和装小物へのリメイク等をしていないお店では、店頭に出せないため買取を断られるケースもあります。
そのため最初のお店で断られたからといって簡単に諦めないで、改めて他のお店へ買取の申し込みをしてみた方がいいです。
シミあり着物は査定が下がる？
基本的にシミありの着物の査定価格は、どのお店に査定に出しても下がると思っておいた方がいいでしょう。
シミ取りをすれば綺麗になる着物であっても、シミ取りのための手間と人件費がかかるので、その分買取価格は抑えられてしまいます。
和装小物へリメイクされる場合も同様に費用がかかるので、簡単なクリーニングで綺麗になる着物よりはどうしても買取価格が下がる傾向にあります。
シミがあっても査定が下がりにくい着物
着物にはそもそもの相場があるので、そこから何割か下がった金額がシミあり着物の一般的な査定額になります。
しかし一部の条件を満たせば、綺麗な状態とあまり変わらない査定を受けられる事もあるため覚えておきましょう。
・着た際に表に見えない部分のにシミがある
・有名な作家や伝統工芸品の着物
・生地が正絹の着物
・サイズが大きく仕立て直しやすい着物
自分でシミ抜きをしてから買い取りに出した方がいい？
自分で着物のシミ抜きをする行為はかなりリスキーなので、よっぽど自信がある場合を除きできればやらない方がいいです。
シミだけを抜くつもりが元の色あいを損なう結果になる事もあり、かえって着物の持っている価値を下げてしまう事も珍しくありません。
生地を無駄に傷付けてしまうと買取対象でなくなってしまう場合もあるので、シミがあってもそのまま査定に出す方が安全です。
クリーニングは慎重に考えてから！
着物専門のクリーニング店にシミ抜きを依頼するのは、安全と言えば安全ですがその後で買取に出す事を考えると微妙です。
査定金額よりもクリーニング料金の方が高くなってしまう事があるので、査定を上げるためにクリーニングに出したのにマイナス収支になってしまうケースも。
さらに言えばクリーニングを利用した事で着物に補修歴ができてしまい、査定の際マイナス評価を受けるポイントとなる恐れもあります。
シミありの着物を一番高く買ってくれるのは？
シミの有無だけで査定の金額が決まるわけではないですが、少しでも高く買ってもらうには着物買取専門店の利用がベストです。
リサイクルショップで着物のシミ抜きやリメイクは普通しないので、どうしても査定をするうえでシミの有無が大きく結果をわけてしまいがち。
また着物本来の価値を適正に判断できる査定員がいる事が少ないため、高価な着物でも二束三文の査定になってしまうリスクもあります。
着物買取専門店ならシミあり着物でも高額査定を受けられる？
着物買取専門店では毎日のようにシミありの着物を多数査定しているため、シミありでも着物そのものの持つ価値を見て適正な値段をつけてくれます。
もちろんシミありの分価格が抑えられる事はりますが、伝統工芸品の着物にシミありだからというだけの理由で10円の値段をつけるようなケースは稀です。
近所に店舗がなければ宅配や自宅出張での買取も利用可能なので、シミありだからと諦めず少しでも高い査定を目指しましょう。
シミあり着物を高く買い取ってもらうコツ
着物は査定員が複数のポイントをチェックして、いくらで買い取るのかの価格が決まります。
シミの有無だけで決まるわけではなく、実際はもっと重要視されるポイントがいくつもあるので、査定を申し込む前にセルフチェックしておきましょう。
これらの条件を良い方向に満たす事ができればできる程、高額査定に期待を持てます。
・シミやカビの有無
・破れ、ほつれ、虫食いはないか
・証紙や落款で作家を証明できるか
・流行のデザインか
・着物の種類(訪問着、小紋等)
・生地の種類
・タバコや香水、箪笥の臭いはしないか
・サイズは調整のききやすい160cm以上か
査定は無料なのでどんどん活用するべき！
セルフチェックをしても、全てを完璧に判断できないのは当然です。
普通の着物買取店の査定は無料なので、値段がつくか分からないときにはどんどん査定に出してみましょう。
査定に出す前に電話をして状態や付属品の有無を説明すると、簡易的に買取対象になるかどうか見積もってくれるお店もあるので遠慮は無用です。
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